こんにちは!ランニングブロガーのあこです。
今年はコロナの影響で、すでにエントリーが終了していた春の大会は、エリートランナーのみの参加となりました。そして、季節は秋。例年であれば再びマラソンシーズンに突入する時期ですが、規模の大小を問わず、マラソン大会は軒並み中止を決めています。
今年のマラソンランナーたちは、2020年のマラソンシーズンをどのように過ごしてきたのでしょうか。自分の実体験も含め、わたしの所属するランニングクラブのメンバーに調査してみました。コロナの状況によっては「ごく少人数であること」「バフを着用すること」など、いくつかのルールを決めて、ランニングを楽しんでいる様子をうかがうことができました。
3月:オンラインマラソンで完走する
東京マラソン、名古屋ウィメンズマラソン、名古屋シティマラソンなどの一般の部が中止になりました。そんななか、名古屋ウィメンズオンラインマラソンがスタート。
大会に向けて積み上げてきた練習の成果を出し切るために、42.195kmを走り切った人もいましたが、ランニングクラブの大半は累積タイプで、5月末までの約3か月の間に完走していました。
その他、出場予定のマラソン大会が中止になってしまったので、大会当日に、同じコースを走る人もいました。
3月:サブスリー、サブフォー練習会
毎年恒例のサブスリー、サブフォー練習会も、コロナの影響で、大幅に人数を減らして行われていたようです。練習の内容はトレイルコースで脚力を重点的に鍛えるというもの。ウッドチップの敷かれたアップダウンのあるコースを、各々のペースで走ります。わたしも参加したことがありますが、ベテランランナーと一緒に練習することは、つらいけれど達成感がありました。
3月:春のトレラン 13kmを5時間コース
ランニングクラブ内の『山活部』がトレランを企画。終わった後は温泉に入るというお楽しみもあります。
わたしも昨年、ベテランさんについていき、トレランデビューをしましたが、街ランと違い、自然豊かな山の中を走るという、素晴らしい経験をさせてもらいました。
4月:LSDで27km
4月になると、お花見がてらのLSDをする人も現れました。そろそろ本格的に春到来。陽気に誘われて、走りたくて身体がウズウズする気持ち、とてもよく分かります。
4月~5月:リモート飲み会で親睦を深める
月に2回の定例練習会もコロナの影響で中止になってしまいましたので、毎週土曜日の7時~9時、リモート飲み会が開かれました。リモート飲み会と言っても、カンパイの号令をかけ、LINEメッセージで何を飲んで食べているか見せ合うというもの。家飲みでは少し贅沢をと、ドラフトビールにハマっている男性が多かったです。
7月:ビールフェスティバル会場まで10kmラン
毎年恒例のビールフェスティバルの会場まで10kmのランニング。昨年参加しましたが、帰りも走りたかったので、飲まずにUターンするだけだったので少し寂しかったです。
5月:バーチャルラン 27km
毎年5月にとある沿線を27km走る企画があります。今年はみんなで走ることができないので、同じ時間にスタートして、一人ひとりが自分で決めたコースを27km走るという『バーチャルラン』を行いました。わたしも参加しました。23.5km地点で、おいしそうなパン屋さんに入ってしまい、そこで終了となりました…。
7月:待ってました。雨の週末に、雨ラン
夏は朝から暑くて練習できない!ということで、雨の降る週末に、「雨ラン」を企画する人もいました。土砂降りになってしまうと、シューズもびしょ濡れになり、足の調子が心配になるのでさすがに走ることはあきらめますが、小雨程度であれば、わたしも外で軽くジョグをすることが多かったです。熱を持った体にミストのように降り注ぐ雨は、気持ちがいいものです。
8月:ロゲイニング、海ラン、トレイルランなどのイベント
「海ラン」も毎年恒例の、海水浴場までの21kmを走るイベントです。4~5kmごとにコンビニ休憩をはさみ、サポートカーも走らせ、体調管理を万全にしながらトレーニングができます。現地にはスーパー銭湯、バーベキュー会があり、そこでランチというお楽しみが待っています。今年もごく少人数で行われていました。
8月:早朝30km走や、ヤッソ800も…
早朝から30km走をする人もいました。夏は朝から気温が上がるので、30km走りたいなら、スタート時間を早朝にしなくてはなりません。ランナーは早起きが多いのですよね。
ヤッソ800とは、800m×10本のインターバル走で、リカバリーは400mのジョグでつなぐというもの。サブスリーを目指すランナーが行うトレーニングで、レース後半にも耐えうる心肺機能が鍛えられます。
9月:みなとみらいから箱根湯本までのオーバーナイトラン60km
久しぶりに大会に参加した人もいました。「みちくさウルトラマラソン」の、オーバーナイト60km。横浜みなとみらいから箱根湯本までのコースのようです。真夏の夜のお楽しみですね。この「みちくさウルトラマラソン」のHPでは、12月、1月にもそれぞれ、年忘れハーフマラソン、初走りみちくさ30km新春ランなどの企画がありました。気になる方はぜひアクセスください。
12月:奈良マラソンコースの試走(予定)
奈良マラソン実行委員会が企画する「天理ロゲイニング」のエントリーがいよいよ10月9日20時より開始されます。
そのロゲイニングとは別に、わたしの所属するランニングクラブでは、「毎年12月に行われる奈良マラソンが今年は中止になったので、開催予定日に、同じコースを試走しようではないか」という声も上がっています。ランナーにとって、マラソン大会前の「試走」はわりとよくあるイベントだったりします。わたしもできれば、2020年の走り納めとして参加したいと思っています。
筆者は昨年初めて奈良マラソンを走りました。
奈良マラソンは、高低差の激しいコースです。
出典:http://naramarathon.blog.jp/archives/51718818.html
この急こう配に、走る前は戦々恐々としておりましたが、シカを見ることもでき、沿道の熱い声援に感動しながら、素晴らしい体験をさせていただきました。奈良の大仏観光もできるし、走りに行くだけではない楽しさがある、毎年参加したいマラソン大会です。
おわりに
実のところ、筆者は感染対策のため、上記の中では、オンラインマラソンとバーチャルランくらいしか参加できませんでした。しかし走ることが好きなランナーたちは、少人数であることやバフを着用するなど、いくつかのルールを決めて、コロナであってもランニングを楽しんでいるようでした。わたしも早く、通常運転に戻れることを願いつつ、皆様にとりましても、以前のように、ランナー仲間と走ることができるように祈っています。
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