数値で分かる:タバタ式トレーニング

ダイエット

最近、HIITのメニューとして縄跳びを取り入れています。

 

Garminのトレーニングアプリ、プライオメトリクス(PlyoMetrics)を使い、その効果を計測している今日このごろですが、今日はそんなHIITの中でもタバタ式トレーニングについて、その研究結果を見ていきたいと思います。

 

 

タバタ式トレーニングとは

 

 

立命館教授の田畑泉氏が科学的にその効果を証明したトレーニングで、以下の要領で行います。

 

20 秒 のインターバルを 6~8 セット、それぞれのインターバルの間に 10 秒の休憩

 

強度の目安について言うと、田畑氏の論文において、被験者は以下の強度を維持していました。

 

最大酸素摂取量(VO2max)の 170 %

 

最大酸素摂取量(VO2max)の170%が具体的にどのような数値になるのか、ピンと来なかったので、調べてみました。わたしの直近のフルマラソンのタイムから見ると、VO2maxは34。34の170%は58でした。キロ3分9秒で走るレベルですが、わたしはそんなスピードで走ったこともなく、もちろん走れるはずもありません。心臓飛び出るくらい速く、という意味なのが分かります。

 

(出典:https://www.ginoshatai.com/blog/post/3694)

 

これではタバタ式トレーニングを挑戦することすらできないのでは…と思っていたのですが、強度は、以下でも同様であるとしています。

 

最大心拍数(220-年齢) ✕  90 %

 

この数値なら、何とかできそうです。

 

期待できるとされる効果

 

 

ACSM’s Health & Fitness Journalの以下の記事では、タバタ式トレーニングには以下の効果が期待できると書いてあります。

 

 有酸素運動、無酸素運動のパフォーマンス向上
 脂肪の減少
 血圧の改善
 インスリン感受性の向上:インスリンがより効果的に機能すると、筋肉はより多くの脂肪を燃料として使用できるようになり、その結果、2型糖尿病などの心血管疾患およびそのリスクが軽減
 ブドウ糖調節の向上

 

 

 

研究結果

 

上記のACSM’s Health & Fitness Journalでは以下の研究結果が発表されていました。

 

短時間で効果が得られる

 

 Aチーム:週に、4 分のタバタ式トレーニングを4回(最大酸素摂取量(VO2max)の170 %)+30分間の耐久セッション=46 分

 Bチーム:週に、中強度の有酸素運動30 分(最大酸素摂取量(VO2max)の70 %)を5 回=300 分

 

このA,Bチームの運動効果が同等だったそうです。つまり有酸素運動の6分の1の時間で、有酸素運動を行うのと同じ効果を得られるということです。

 

心肺機能の強化

 

 有酸素運動だけを行ったチームに比べ、無酸素運動でのパフォーマンスが 28 % 改善

 

アフターバーン効果

 4 分間のジャンプスクワット後の30 分で消費したカロリーが行う前の 2倍

 タバタ式トレーニング後の12 時間で、消費するカロリーは 150 kcal

 

おわりに

 

今日はタバタ式トレーニングで得られる数値についてお伝えしました。

 

 

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