海外のランナーはマラソン大会でランニングタイツをはかない?

ランニング

こんにちは! ランニングブロガーあこです。

昨日は「ランニング初心者にランニングタイツは必要か」というタイトルで長いブログを書きましたが、昔から気になっていたことがあります。それは、海外のランナーは実のところ、マラソン大会でランニングタイツをはいていないということです。マラソン大会の画像を見ても、マラソンを題材にした映画を見ても、大多数がランニングタイツをはいていません。

海外でのランニングタイツの評価って

ほんとのところ、どうなの?

今日はそんなことを調べてみました。そして分かったことがこちら。

結 論
パフォーマンスの向上性は認められないという研究結果あり。
寒さ対策、UV対策、ファッションが着用の主な理由。

ただし心理的にサポートされていると感じることができる

アメリカ

まずはアメリカのサイトをチェックしてみました。そして見つけたCNNヘルスのプロデューサー、ベン・ティンカー氏の記事(https://edition.cnn.com/2017/06/01/health/compression-tights-running-fitness-study/index.html)。その内容は以下の通り。

アメリカスポーツ医学会の年次総会における、大学医療センターの研究者の発表です

20人の男性ランナーに、通常のランニングショーツ(着圧弱い)とコンプレッションタイツ(着圧強い)を着用して、2日間に分けて30分間トレッドミルで走る実験が行いました。その研究結果がこちら。

  • コンプレッションタイツができること

「筋肉を所定の位置に保持」「着圧による見栄え向上」「着心地向上」「擦れ防止」「汗の蒸発」

  • コンプレッションタイツができないこと

「理論的には筋肉の振動量を低減することで、エネルギーの消費を抑えるはずだが、高強度のランニング中の倦怠感を減らすことはできない」「長距離を速く走るサポートはできない」

ただし、心理的にサポートされている、より速く走れている、と感じさせる効果はあるとのことです。


2017年のニューヨークシティマラソンの様子(出典:https://abc7ny.com/sports/photos-2017-tcs-new-york-city-marathon/2606888/)

その他、アメリカのランニングサイト、Runner’s Worldでは以下のように評価されていました。

  • 専門家の間では、コンプレッションタイツをはくことによる運動効果についての意見はさまざま
  • 脚とおしりの筋肉を圧迫することで、血液を脚から心臓に送り出すことができる
  • 筋肉の安定と、振動の低減に役立つ。理論的には、エネルギーの消費を抑えることができるはず
  • 通気性、快適性によりパフォーマンスの回復を助ける
  • 血流改善による迅速なリカバリー
  • その他、汗の蒸発、日焼け止め、防寒効果など

イギリス

スポーツウェアブランドのRehbandのサイトには次のような記事がありました。(出典:https://www.rehband.co.uk/discover/guides/8-myths-about-compression-wear-answered/)

理学療法士でRehbandの開発責任者によると、コンプレッションタイツの効果は以下の通りです。

  • 医療の世界では、血栓防止や血液循環が不十分な人のために使用されてきた
  • スポーツでも血液循環を改善し、体の感知能力を高め、多くの情報を脳に送り、動きを改善する
  • 血流を促し、身体を早く温めることができる
  • 筋肉の振動を減らすことでエネルギーの消費を抑え、持久力を高める。またトレーニング後も血流がよくなり、老廃物を除去する
  • 複数の効果を一度に得られるかの研究はまだされていない
  • 筋肉を圧迫して固定するのではなく、サポートすることができる

Rehbandはスポーツブランドで、コンプレッションタイツも販売しているので、利点が多く書かれているような気もしました。

ロンドンマラソンの様子(出典:https://www.runnersworld.com/uk/training/marathon/a29188825/london-marathon-2020/)

ハンガリー

ハンガリーだけでなく、海外全般だと思うのですが、コンプレッションタイツではなく、コンプレッションソックスのほうがマラソン大会ではくのには人気がありそうです。ハンガリー語で検索しても、コンプレッションタイツ系はなかなかヒットせず。代わりにソックスの情報がありました。ソックスの利点は以下の通りです。(出典:https://hun.healthcaresupplycompany.com/golfy-dlja-sporta.html)

  • 怪我のリスクの軽減、持久力の向上、トレーニングや競技後の回復力アップ
  • 初心者にとっての疲労やけいれん、脚の痛みのリスク軽減
  • 静脈瘤防止
  • 血液を心臓に送る筋肉のポンプ力向上
  • 血液の循環がよくなり、酸素と栄養素を多く体中に運搬
  • 毒素は体外へ排出

2018年ブタペストマラソンの様子(出典:https://www.alamy.com/budapest-hungary-7th-oct-2018-runners-participate-in-the-budapest-marathon-in-budapest-hungary-on-oct-7-2018-the-33rd-budapest-marathon-festival-broke-all-previous-records-with-more-than-33000-participants-the-organizers-said-here-on-sunday-credit-attila-volgyixinhuaalamy-live-news-image221487229.html

 

番外編:韓国とインドのマラソン大会の画像

 

(韓国のマラソンの様子 出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Korea-Seoul_International_Marathon-03.jpg)

同じアジア人ですが、韓国のランナーも、ランニングタイツをはいていません。

(デリーマラソンの様子 出典:https://www.welthi.com/delhi-marathon-postponed/)

インド人ランナーもはいている様子はありません。

まとめ

個人的には、専門家が研究結果を発表し、マラソンのパフォーマンス向上に直接的な影響はない、と結論づけていたことに、少し驚きました。海外のランナーがレース本番ではいていないのも納得です。

とはいえ、これから走り始める初心者ランナーにとっては、サポーターの役割として、ケガの予防に上手に働いてくれるのではないかと思いました。ひざのテーピング理論が生かされたCW-Xなど、素晴らしい技術が生かされた商品が、マラソンランナーの強い味方になってくれるはずだ、と思いました。

 

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